コンサルタントや会計職(税理士・公認会計士・会計コンサルタント)を目指している学生のみなさん向けに、日本経営グループのリクルーターや採用担当者が、採用活動の舞台裏や就職活動に役立つ情報などを発信していきます。

Vol.5 今回のテーマは「経営コンサルタント」

弊社では、お客様向けの広報誌にて、読んだ本のご紹介(ブックレビュー)を行っています。紹介では、本の内容だけでなく読んで得た気付きなどを記載しており、コンサルタントとしての視点を必ず盛り込むようにしています。


前回は、「勝つ人間の「見切る」技術。」という決断力にテーマを絞った内容でしたが、今回は「経営コンサルタント」にテーマを絞った内容です。経営コンサルタントに興味がある人は、コンサルティング業界や経営コンサルタントの働き方を知る上で参考になる内容かと思いますので、是非ご一読ください。

『いたいコンサルすごいコンサル 究極の参謀を見抜く「10の質問」』
著者 長谷部 智也

書店のビジネス書のコーナーに足を運ぶと、現役コンサルタント、元コンサルタントが書いた、いわゆる「コンサル本」をよく目にする。コンサルティングの問題解決手法や分析方法、フレームワーク、論理的思考など様々なものが書店には置かれている。
多くの「コンサル本」がある中で、私が紹介したいのが「いたいコンサルすごいコンサル」である。
本書ではコンサルティング業界の変遷について述べられている。その上で、結果を出せるコンサルタントを見抜く方法、コンサルティング業界の常識などが解説されている。
書籍名からすると「コンサルティング業務を行っている方を対象にした内容」を連想させるかもしれない。しかし、その内容は経営に携わる者としてぜひ知っておきたい重要なことをまとめた内容となっている。
本書で、私は経営者目線というものを教えてもらった。本書の中で、「コンサルタントを見抜く10の質問」が記載されている。
その質問に対する応対は経営コンサルタントとしてはもちろんのこと、経営に携わっている組織人も知っておくべきであると本書で教えてもらった。

皆様も下記に似たようなことを聞いたり、聞かれたりしたことはないだろうか。

  • 今回お願いするプロジェクトの最終提言の仮説は何ですか?
  • わが社の周辺事業への展開についてどうお考えですか?
  • 今回のプロジェクトにあなた自身は、どれだけの時間を使ってもらえますか?
  • 現在のわが社の戦略で誤っている点、見逃している点は何ですか?
  • わが社の中期経営計画で鍵となる施策とその利益効果の根拠は何ですか?
  • わが社に属する業界の歴史と構造変化をどう見ていますか?
  • わが社の「意思決定プロセスの特徴」をどう見ていますか?
  • 今回のプロジェクトは成功報酬でお支払してもよろしいですか?
  • わが社が競合に勝つために取るべき最も重要なアクションは何ですか?
  • 過去のプロジェクトで最長のもの、最大の効果を出したものは何ですか?

すべての質問はないかもしれないが、似たようなことを聞いたり、聞かれたりした経験があるのではないだろうか。
これらの質問は本当に経営のことを考えているからこそ出てくる質問なのだと私は考えている。

実際に私も以前、お客様から上記に似た質問を受けたことがある。その時の私は何も答えることができなかった。
しかし、隣にいた上司は、お客様が求める以上の答えを出した。私は、訪問後、何故唐突な難しい質問に答えることができたのかを上司に尋ねたところ、上司は「お客様のことを想い、どのようにすればお客様が変わるのかを常に考えていたら、自ずと答えは出てくるものだ」と答えた。
ご支援をさせていただくお客様の多くは、私よりも20歳以上年齢が離れており、経営のことはもちろんのこと、様々なことを私よりも多く知っている。そのような中で、私ができることはお客様のことを知り、お客様に良い変化をしていただくためにできることを常に考え、行動することだと考えている。
そのような考えを持ち続け、行動することによって、お客様の経営に貢献することができるのだと思う。
学生の皆様にとっても、本書を読むことで経営コンサルタントの真髄に少しでも触れることが出来るのではないかと思う。ぜひ、皆様も本書を手にとっていただき、就職活動に活かしていただきたい。

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