コンサルタントや会計職(税理士・公認会計士・会計コンサルタント)を目指している学生のみなさん向けに、日本経営グループのリクルーターや採用担当者が、採用活動の舞台裏や就職活動に役立つ情報などを発信していきます。

Vol.6 今回のテーマは「働き方改革」

弊社では、お客様向けの広報誌にて、読んだ本のご紹介(ブックレビュー)を行っています。
紹介では、本の内容だけでなく、読んで得た気付きなどを記載しており、コンサルタントとしての視点を必ず盛り込むようにしています。

前回は、「いたいコンサルすごいコンサル--究極の参謀を見抜く10の質問」という経営コンサルタントにテーマを絞った内容でしたが、今回は「働き方改革」にテーマを絞った内容です。
昨今注目されている働き方改革を知る上で参考になる内容かと思いますので、是非ご一読ください。

『働き方改革 個を活かすマネジメント』
著者 大久保幸夫・皆月みゆき

昨今、「働き方改革」という言葉をいたるところで耳にする。
当社も働き方について、さまざまな取り組みを行っている。恐らく多くの企業がこの働き方改革について、関心がないということはありえないのではないか。 働き方改革は少ないインプットで最大のアウトプットを出すということである。 今後はさらに成果にこだわったマネジメントが必要であり、職員一人ひとりが成果を出せるようなマネジメントが求められているのではないかと考える。
本書では「働き方改革」という時代の流れを踏まえ、それにふさわしい組織マネジメントのあり方ついてまとめられている。
例えば、通常のマネジメントは慣性の法則が働くと述べられている。この慣性の法則とは、上司のマネジメントの方法や行動は、自分自身が体験したことや観察から学んだものであり、自分自身が今まで受けてきたマネジメントを再現しているという意味だ。
したがって、偶然ハードマネージャーの上司のもとで若い時代を過ごした人は、それをモデルとして同じように再現するといったところである。
皆さんの勤務先でも同じようなことは起きていないだろうか。3年前に先輩から厳しい指導を受けてきた方が、3年後同じように後輩へ厳しく指導しているような例である。

上記のようなマネジメントの方法が悪いといっているわけではない。
状況にもよると思うが、昨今の社会の動向を踏まえると実体験の再現によるマネジメントだけでは、今の時代に対応することが難しいのではないかということを主張したい。 理由は、「働き方改革」という今までに誰も経験したことのない波が押し寄せてきているからだ。
過去から続く“しきたり”だからといって、今までと変わらないマネジメントを行うのではなく、相手(部下や後輩)にとって納得性のあるマネジメント方法を模索することが大切になるのではないだろうか。

本書によると、以上を踏まえた上で重要となるマネジメントは大きく以下の2つがポイントであるそうだ。

  1. 同じ経験をさせ、成功を共有すること
  2. 科学的に分析し数値で根拠を示すこと

もちろん上記2つを行えばうまくいくかというと必ずしもそうとは言い切れない。 しかし、ビジネスやマネジメントにおいて正解はないと言うように、「働き方改革」にも正しい解は存在しないと考える。
本書を読むことを通じて、働き方改革を進める、知る上でのヒントを少しでも感じ取っていただけると幸いである。

▷前回のブックレビューは こちら