部門紹介

ヘルスケア業界の大減収時代は目前に―
現場で培った「物事の本質を見極める力」
品質の高い「標準化」に今こそ挑み続ける

日本経営ウィル税理士法人 事業本部 兼務 病院財務事業部 課長
2009年入社
上西 琢也

単なる理屈だけでは人を動かすことはできない
相手の立場や状況を深く理解し提案するアプローチの重要性―

現在の仕事内容を教えてください。また、やりがいや難しさを感じる点はどのようなものですか?

これまでは他の社員と同様に会社に在籍し、業務を行っていましたが、3年前から病院に出向し、現場に身を置きながら勤務をしています。
社内に在籍していたときは財務・会計コンサルを行いながら管理会計ソフトの開発(診療科別・病棟別損益計算ソフトMeDivision)や過去の業務経験を活かし書籍の執筆(「病院経営の健全化と継続性を創る財務管理体制」MASブレーン出版)にも取り組んだりもしました。
一方、出向においては、経営改善・企画が主な業務ですが、そのために必要なことは何でもやっています。当社でメイン業務として行っていた管理会計の導入や実績検討会の運営、医師面談をはじめ、地域連携室の営業促進、スキルアップ研修、海外事業の企画、病院の建替え事業など幅広く業務を行っています。
現場に身を置いて特に感じたことは、仕事のアプローチは組織における経営意識の成熟度によって方法を変えないといけないということです。現在行っている業務としては、医療現場の運用面でやりにくいところがないか、経営面においてパフォーマンスを十分に発揮できていないところはないか等、状況の分析・確認を自ら行う必要があります。決して粗探しではなく、職員が働きやすくなるためであったり、サービスの品質が向上できるようになったり、結果として経営がよくなることが目的です。そのために改善が必要な事象があれば、提案を行い、改善につなげていくといった日々を送っています。
その中でも、特に時間をかけて行っていることが、同じベクトルを向いてもらうということです。それぞれがスペシャリストとして業務を提供しているのが医療機関です。そのため、それぞれの専門性や主張があります。決して相手のことを考えていないわけではないですが、いつしかそれがセクショナリズムといわれる状況にまでなってしまいます。現在の私の仕事の大半は、このそれぞれの専門性をMixさせてどうすれば全員がよい方向に向いてもらえるかという調整業務です。実際、現場では人間関係、利害関係、妬みなどの背景も深く絡んでいますから、単なる理屈だけでは人を動かすことはできません。感情的な部分にも細心の注意を払いながら相手の思いを正しく汲み取らねばなりませんし、相手の立場や状況を深く理解しなければなりません。また、改善を指摘する場合は誰かに皺寄せがいかないように全体がこれまで以上に働きやすい状態にすることをゴールにしています。
このような側面があるため、現在の仕事のやりがいとしては、自分が提案したアイデアが評価されることも、もちろん素直に嬉しいことですが、組織全体の改善など一緒に肌で感じ取れることです。日に日に私への相談も増えてきています。一歩深く踏み込んだその先で良い関わり合いができていると実感できるときには何にも代えがたい喜びですね。

「標準化=物事の本質を抽出したもの」という考え方は
自分自身の得た経験値から揺るぎない確信へ―

日本経営だからこそ得られたやりがいや充実感、自分の成長を感じた場面とは?

コンサルタント(人)=商品ですから、この業界は属人的な仕事で成り立っていると思います。当社には、「商品開発」という言葉が存在します。正直言うと、この事には長い間、違和感を抱いていました。例えば、私自身が作成した仕組みやデータが流用されることに対し、一時は悶々とする時期がありました(こっちが何時間かけて作ったと思っているんだ!と(笑))。しかし、ある上司から、「自分が本当に良いと思うものならば、みんなで使えばいい。そこから建設的な意見が集まれば、さらにブラッシュアップされお客様の満足に繋がるのでは?器が小さいぞ!」と指摘を受けました。あのやり取りがあったからこそ、今の私があります。面と向かっていいませんが、感謝してます。
また、商品開発=標準化ということにも理解を進めることができました。“オリジナル“という言葉ほど便利で無責任な状態はないということです。あくまで本来の品質をどこに置くのかという部分を見極めることこそ重要だということに気づかされましたね。広く汎用性があるノウハウは物事の本質であることから、標準化できることは本質に近いということです。標準化することは最低限の信用の担保に繋がりますし、それぞれの属人的な事情はそこに積み上げていければ良いはずです。例えばドイツでは会計のソフトウェアはパッケージ型が原則です。日本でパッケージというとどこか“安い簡易なもの”というイメージですが、意味は180度違います。ドイツではそもそもパッケージに合わせらない時点で組織の成熟度が低いと考えるそうです。あくまで標準が品質を保つということです。
その発想を持って、様々な標準化プロジェクトに従事し、社内業務ツールや営業ツールなどを複合的に手がける自分に成長できました。当社は顧客数や情報量は国内トップクラスですから、やりがいがありましたね。「標準化=物事の本質を抽出したもの」と捉えることができたのも日本経営で得られた経験だからこそ――自分を一つ上のステージに押し上げたと自負できる出来事ですね。
さらに現在の私で言えば、今まさに自分磨きに集中できる環境にあります。主任研究員って役職は聞きなれないと思います。私自身もそうです(笑)。この役職は、なにか物事に集中する環境下においていただける役職です。本来の立場として社内でやるべき仕事は多くあるはずなのに、知識のストック作業に集中できる環境を提供していただいています。日本経営の会社の器の大きさにはあらためて感謝しています。当然、現場経験を終えて社内に戻ったらマネジメントをする役職に復帰します。
日本経営は学べる環境とそれを実行できるだけの財務的に体力がある会社だということを、私を通じて皆さんにはもっと知ってほしいです。人に投資です。

患者さまのために医療・介護・福祉をいかに提供できるか?
横断的に本質を紡ぐことができる人材を目指して―

これからの夢や目標、将来のビジョンを教えてください。

これからの目標は大きく3つ掲げています。
1つ目は、横断的な専門性の確立です。医療・介護・福祉業界は機能分化と集中が益々行われていきます。つまり、より専門性が重要視されます。その中で、医師や看護師、医療従事者の方が患者さまへの診療に集中できる環境を創り上げることが重要だと強く実感しています。ヘルスケア業界は大減収時代が到来します。経営の要素である「カネ」は大切ですが、出向を通じて、それが全てではないということを確信しました。患者さまからの評価・満足度(=収益)がスタートです。その中で雇用や投資をしていかなければなりません。何をどこまで実施していくのかを判断していく必要があります。これが経営者には求められることです。そしてそれをサポートできるのが、従来のスペシャリスト(縦割り)のスキルだけでなく横断的に本質を紡ぐことができる人材・ノウハウだと思います。私自身がこの役割にチャレンジしたいですし、最終目標はそのような人材を育成できる環境を整えていきたいと思っています。
2つ目は、予防医学のコンサルティング分野の拡充です。本当に良い医療は「病気になってから」ではなく、「病気になる前」にあります。まだまだ日本の予防医学に対する姿勢も高める必要があると感じます。国家財政や、今後の医療・介護業界を考慮すると自費分野である予防医学は医療経営の中心になると思います。日本でトップクラスの医療を提供されている現場での私の出向経験を活かし、予防医学の分野のコンサルティングの拡充にチャレンジしたいと考えています。
3つ目は、良質なデータの提供です。良質なデータの定義は色々あると思いますが、私が重視するのは「スピード」と「量」です。特にスピードに関してはこだわりを持ちたいと思います。よく他の医療機関との比較を依頼されますが、公のデータでは2年前のデータが大半です。これを当社の機能を駆使してタイムリーに当該年度のデータを提供できる体制を現在構築中です。わかりやすくいうと、今月の経営状況に対して他の医療機関の今月の経営状況と比較をしてもらうことができる体制です。医療業界全体として上昇傾向なのか下降傾向なのかが判断していただけるということです。これは、日本の中でもトップクラスのお客さまとの関わりをもつ当社だからできることだと自信をもって言える事です。

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