■分野横断のインテリジェンス
政策・制度の理解、診療報酬や財務の知見、データ分析力、地域特性の分析、現場感覚、合意形成や実行力。
異なる専門性を持つ人材が融合し、縦割りを超えて課題を総合的に捉える力を発揮しています。
■“知”を資産に変える再現性設計
一人の知見や成功事例を「誰でも使える仕組み」に転換。
学会・論文発表や社外へのナレッジ発信といった取り組みに加え、国内で培った分析手法やモデルを海外展開に活かすなど、知を社会全体の資産に拡張する文化を育んでいます。
■多様な「専門性と強み」を持つ個の集合体
地域医療構想コンサルティング、データサイエンス、診療報酬、ブランディング、プロジェクトマネジメント、学会・論文発表など。
一人ひとりが異なる専門性を磨き、その強みを持ち寄ることで、チームとしての力を最大化しています。
リサーチ&インテリジェンス事業部
事業部の概要
リサーチ&インテリジェンス事業部の使命は、地域医療構想をはじめとした社会課題に対し、調査・分析(リサーチ)を行い、意思決定に資する知見(インテリジェンス)へと昇華させることです。「知を集め、価値に変える」を合言葉に、行政や医療機関と伴走し、データドリブンで課題解決と戦略立案を支援。現在、担当自治体数は全都道府県の半数超に達し、地域医療構想推進コンサルタントとして全国トップの実績を築いています。その土台となるのは、厚生労働省や自治体との信頼関係と、現場に真摯に向き合う姿勢です。
社外では政策や医療現場を動かし、社内ではナレッジ創出や仕組み化を推進。多彩な専門性を持ち寄り、互いを尊重し合いながら成果を追求する文化が浸透しています。
温かさとプロ意識を兼ね備えた環境で、一人ひとりが持ち味を存分に発揮するチームです。
STRENGTHS
& CHALLENGES
事業部の強みと課題
-
STRENGTHS
強み
-
CHALLENGES
課題
■やるべきこと・やりたいことが尽きない
厚生労働省や地域医療機関の支援、海外展開、データ活用の仕組み化、ブランディング…。
挑戦したいテーマは次々に出てきますが、熱量に比べて、仲間の数が追いついていないのが現状です。
自治体からのご依頼を泣く泣くお断りしてしまうこともあります。
非常に心苦しい現状だからこそ、新たな仲間と一緒に「できることの幅」を広げていきたいと考えています。
■専門性の進化と、部門の細分化
コンサルティング、データ分析、業務プロセス管理、ブランディングと、部門内での役割がどんどん高度化・細分化してきました。
一方で、横の連携をどう強化していくかはこれからの課題です。
「部門を超えて知をつなげる仕組み」を磨くことで、さらに強いチームになれると考えています。
POINT
ポイント
-
CASE1
~厚生労働省委託業務~
全国の地域医療構想を、技術と想いで支える少子高齢化が進む今、単一の病院だけでは地域の医療を支えきれず、「地域全体でどう守るか」が問われています。
地域医療構想とは、将来の人口構造や医療ニーズの変化を見据え、医療機関同士が役割を分担しながら、持続可能な医療提供体制を築くための国の取り組みです。
私たちは厚生労働省の委託を受け、重点支援区域や再編検討区域などで、都道府県に対して技術的支援を行っています。医療需要予測、人材確保、経営戦略といった多面的な分析をもとに、「戦略」「戦術」「実装」まで一貫して後押しするのが役割です。
2025年以降、さらには2040年を見据えた医療提供体制の設計が国レベルで進む中、その実現を支える現場に日々向き合っています。
これまでにご支援した都道府県は全国の半数以上となりました。
一枚のスライドやひとつの数字が、10年、20年先の医療の形に結びつく――。
データを“政策を動かす言葉”へと変えていく緊張感と、その手応えの積み重ねこそが、この仕事の醍醐味です。 -
CASE2
~医療圏分析の自動化ツール開発~
分析をもっと美しく、もっと早く。
“10分で70枚”を実現した、価値創出の仕組み化PJ私たちのデータ分析チームは、複雑な地域医療データを自動で整理し、わずか10分で約70枚の分析資料が生み出せるツールを開発しました。
この取り組みが評価され、2025年の社内コンペでは金賞を受賞しています。
Excel、Tableau、SQL、Power Automateなどを組み合わせたこの仕組みは、「早く作ること」だけが目的ではありません。
現場のコンサルタントが、行政や病院との“本質的な対話”に時間を使えるように——その願いから生まれたものです。
いま、この成果は「地域レポート」として社外にも広がり、自治体の意思決定を支える確かなエビデンスへと育ちつつあります。
今回の自動化は、単なる効率化にとどまらず、チーム全体の仕事の質と流れを大きく変えました。
時間にゆとりが生まれ、議論の深さが増し、現場の提案が自然と前へ進むようになったのです。
「仕組みが人を支え、組織を動かす」——その手ごたえを確かに感じられたプロジェクトでした。 -
CASE3
~台湾シンポジウム~
入社1年目で切り拓いた、国際協働への扉2025年4月、台北医学大学との合同シンポジウムが開催されました。
日本からは高齢化に伴う医療提供体制の変化を、台湾からは保険制度やデータ活用の知見を共有。
互いの課題を持ち寄り、未来の医療を語り合う場は熱気に包まれ、台湾メディアでも大きく取り上げられるほどでした。
この国際シンポジウムを企画し、裏側で動かしたのは、なんとキャリア入職して1年目のメンバー。
テーマづくり、関係者調整、当日の運営まで一手に担い、見事に成功へと導きました。
この出来事を起点に、リーンコンサルティングチームが台湾側と協働を始め、業務改善のノウハウ提供や人材交流企画へと発展。
ひとつのアクションが、国と国をつなぐ新しい挑戦へと広がっています。
私たちの舞台は、国内だけにとどまりません。
世界とつながり、学び、次の挑戦を生む――
そんなチャンスを1年目から掴める環境が、ここにはあります。 -
SOLUTIONS
リサーチ&インテリジェンス事業部で提供している
主なコンサルティングサービス行政機関をはじめ、地域全体を支援することで部分最適ではなく全体最適を実現することが私たちのコンサルティングテーマです。
また、これらを効果的かつ効率的に実現するため、分析内容の検討、データ集約、アウトプット作成を支援するチームがあります。
<主なコンサルティングサービス>
◯推進支援
・地域医療構想推進支援
・地域医療提供体制構築に向けた課題解決支援
・地域医療構想の実現に向けた医療機能分化・連携・再編支援
・経営形態検討委員会運営支援
◯調査・分析・計画策定
・地域医療構想に係る医療機能分化・連携・再編等に係る調査・分析
・地域医療提供体制構築に向けたデータ分析
・地域医療計画分析業務
・へき地など中山間地域における今後の医療資源の在り方に係る分析調査業務
・高齢者福祉・介護保険事業支援計画策定支援
・在宅医療・介護実態調査
◯助言支援
・地域医療再生構想アドバイザリー業務
・地域医療提供体制データ分析チーム構築支援
◯講演
・地域医療構想に関する各種講演
etc. -
事業部門の構成
拠点:東京・大阪・札幌・東北の4拠点(合計約20名)
平均年齢:39歳
新卒:キャリア=2:3
「知を集め、価値に変える」を合言葉に、
地域医療構想コンサルティング・データサイエンス・診療報酬・ブランディングなどの専門性を持つメンバーが集う部署です。
互いの視点とスキルを重ね合わせ、化学反応のように新たな価値を生み出す。
そのダイナミズムを、尊重と柔軟性を大切にする文化と、温かな人間関係が支えています。