これまでの職務経験を踏まえて、日本の医療に深く関わりたいと思いました。

20年ほどアメリカで過ごしたことから外資系のコンサルティングファームで働く選択肢もありましたが、日本経営を志した理由は『ここなら自分は絶対ユニーク（人と違う）な存在になれる』と思えたからです。

また入社前のミーティングを通して、ここは私が探していた「ワクワクすることを自由に試させてもらえる環境」であることも確信できました。

入社して約3年になりますが、まさに期待通り！勤勉でユニークで明るく素直な若手メンバーたちにも恵まれ、新鮮で刺激的な毎日が送れています。

ガバナンス・管理者スキル開発を中心とした組織変革プログラム「NKリーン」を展開しています。

これは病院を舞台に、トヨタ生産方式をベースにした「現場改善と変化のしくみ」を構築する手法。私は病院職員としてもコンサルとしてもその効果を実感しています。

プロセスの中にあるムダを見つけて省き、医療の質向上を図ります。具体的には「改善のロジック／自分の知識と経験／相手との関係性――をもとに現場に深く入り込み、現場と一緒に組織課題を解決していく」というものです。

多くの現場スタッフは自分たちの問題を自覚し、その解決策まで分かっています。

でも、「この組織は変われない」と諦めているんです。そんな彼らがNKリーンを通して「変化」を実感し、目の輝きを取り戻していく姿をみるのは、コンサルタント冥利に尽きる瞬間ですね。