Project 07
医師人事制度を活かして
組織変革だけでなく
11年ぶりの黒字転換も実現
スタッフのモチベーション向上や行動変容を求めて人事制度の構築・見直しに関する要望・相談は多い。
しかし医師の人事制度はそれだけにとどまらない。
管理会計と連動させた医師人事制度を導入し、さらに医師が参画する取り組みも行うことで、収益改善も行うことができる。
財務コンサルティング部門と連携して赤字病院の黒字転換までを弊社に依頼された。
PROJECT MEMBER
プロジェクトメンバー
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ゼネラルマネージャー職
組織人事コンサルティング部
2007年入社 -
リーダー職
組織人事コンサルティング部
2017年入社
PROJECT STORY
プロジェクトストーリー
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同じ法人内での病院間業績格差の拡大
J会は複数の病院を保有する病院グループ。
各病院の規模・医療機能により業績に差があり、徐々に病院間の業績格差が拡大していた。
うち150床規模の病院は11年連続赤字が続きボーナスの一部カットも継続していた。
しかし各病院の規模・医療機能が異なることから単純比較もできなかった。
そこで理事長から弊社病院財務コンサルティング部へ管理会計システムとしての「診療科別原価計算」の導入が依頼された。 -
分析から行動改善へ
管理会計システムが整ったところで病院経営で最も影響力の大きなプレイヤーである医師の行動変容を促す医師人事制度の構築となった。
組織人事コンサルティング部のS.OとT.Yは病院財務コンサルティング部のM.Kと連携をとり、診療科別原価計算のBEP(損益分岐点)を実現する必要患者数を診療科ごとに算出し、それを目標値にした目標達成度評価と多職種による多面評価という医師人事制度を導入した。 -
医師人事制度と地域連携強化プロジェクトで11年ぶりの黒字転換
医師人事制度の導入とあわせて患者数増加のために近隣医療機関との連携強化プロジェクトも始動。
医師人事制度では院長・事務長と各診療科のマネージャー医師との目標設定面談に弊社スタッフも同席。
管理会計のデータを解説して目標患者数の意義を理解してもらうとともに、目標患者数を実現するためのアクションプランを一緒に考える場とした。
人事制度が日々の行動を促進した結果、約1年後には11年ぶりに黒字転換を実現した。
