Project 08
「大量離職」の職場を
「働き続けたい」職場に
人材集約型産業の介護業界。
人がいなければサービス提供もままならない。
スタッフが大量離職してしまい施設を一部閉鎖せざるを得ないという状況でのご相談。
地域にはまだ介護を必要としている高齢者がいるのにも関わらず、支えられない。
PROJECT MEMBER
プロジェクトメンバー
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介護福祉コンサルティング部
2020年入社 -
ゼネラルマネージャー職
介護福祉コンサルティング事業部
2004年入社
PROJECT STORY
プロジェクトストーリー
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答えは現場に落ちている
離職要因を突き止めるために定量調査を実施。
いくつかの仮説を立て、現場のインタビューに望んだ。
現場オペレーションを任されているスタッフが常態的に夜勤に入ってしまい、現場職員の混乱を生んでいることが明らかになった。
相談すべき相手がいない中、パートスタッフがその場で判断しなければならないような状況や、引き継ぐための情報共有の仕組みもない。
結果としてちょっとした意見のすれ違いが人間関係の悪化を招き、今の体制に批判的なスタッフが大量離職したという経緯が浮き彫りになった。 -
あらゆる仕組みを見直そうと決意
法人メンバーの「今の職場を変えたい」「これから変えていくんだ」という決意をもとに、組織の仕組みを抜本的に改革。
役職者の入れ替え、抜擢にも着手。
働きにくさを解消するための情報共有のあり方や、貢献度の高いスタッフが報われる仕組みの導入、方針の明文化まで、様々な仕組みを見直した。 -
伝わらなければ意味がない
どんなに良い職場に変えていこうと思っても、結局は職員に伝わるかが重要。
複数回にわたって全職員に説明を実施した。
説明会では経営トップ自らが登壇し熱量のあるメッセージを発信。
しかしこれだけでは疑問が残ってしまうケースも少なくない。
そのため普段近い立場で仕事をしているリーダーが説明できるように、下準備をしていた。
説明会で理解できなかったことや納得がいかなかったことなど、リーダーが情報収集し情報の溝を埋めていった。
結果として翌年度の離職者は10分の1以下。
何よりも素晴らしいのはスタッフ紹介による採用が急激に増えたことである。