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「常に学んでいく、吸収していく」ということが「楽しいこと、面白いこと」と思える人。


2023年 10月24日
取材協力/ 株式会社日本経営 介護福祉コンサルティング部 部長 坂佑樹

 

1.坂さんのイメージしている「コンサルタント」とは、どのような人物像ですか?

『お客様の目に見えない・言葉にならない想いや願い、そして期待を実現するために、あらゆるノウハウを活かして伴走する人』
コンサルタントのイメージは、人によって違うと思うんです。僕が思うコンサルタントはこれですね。

2.『コンサルタントに向いている人の特徴3選』を教えてください。

「成果にコミットできる人」
「どんな時でも学ぶ姿勢があり、学習意欲が高い人」
「自ら周囲を巻込んでいくことを厭わない人」

3.これら3つの特徴を選んだ理由を、それぞれお聞かせください。

「成果にコミットできる人」

これってコンサルに限らず言えることです。
お客様が経営者でいらっしゃるということで、経営者の方が背負っているもの、それはその法人の歴史もそうでしょうし、そこで働く従業員やお客様もそうでしょうし、あらゆる方々の人生を背負っておられるのが経営者なんですね。
その方の「これからの未来を創っていく意思決定」って、結構大きなテーマだと思うんですよ。

これをやるっていうのは、当然、生半可な気持ちで言っているのではなくて。
その意思決定をサポートしようとしたときに、自分自身も意思決定に対して成果を出していくということができないと、お客様の前には立てないんじゃないかと思います。

「どんな時でも学ぶ姿勢があり、学習意欲が高い人」

時代によって必要とされる・求められるスキルやノウハウとかは、変わってくると思うんですよね。
これまでの過去の事例から「A法人ではこうやてました」「B法人ではこうやってました」ということが、はたして通用するか?と考えると、そうじゃないと思うんです。
お客様の意思決定をサポートするために、いろんな情報を集めたり勉強したりをし続けていくことが大切で、それが成果にコミットすることに繋がっていくと思いますね。

この「どんな時でも学ぶ姿勢があり、学習意欲が高い人」って重要だと思うんですよね。
僕は大学を卒業して20年経つんですけど。笑
大学で学んだことって、20年前の知識じゃないですか。20年前のことが活きるのかって考えると、そうじゃないと思うんです。
僕は今、大学院に行っているのですが、今学んでいることも、5年~10年経てば通用しなくなるので、やっぱりずっとインスト―ルし続けていかないと通用していかない、そう思います。

そうしたときに、「常に学んでいく、吸収していく」ということが「楽しいこと、面白いこと」と思える人がいいと思います。

「自ら周囲を巻込んでいくことを厭わない人」

結局成果を上げようとしたときに必要なスキルやノウハウって、一人で得れるものなんて知れてますよね。
世の中にそのノウハウを知っている人とか、求めているノウハウとは同じではなくても、少し違う角度で研究している人・実践している人は、日本に限らず、世界を探せばいると思うんです。
0から1を生み出す人は、本当に少なくて。もしかすると1はもうすでにあるかもしれない、そう思うと、いろんな人を巻き込んでいかないといけないですよね。
自分一人でやれることには限界があります。いろんな人を巻き込んで進めていける力がないと、結果的にお客様の成果にコミットできないんじゃないと思います。

岸田総理は所信表明で「早く行きたければ1人で進め。遠くまで行きたければ、みんなで進め。」というアフリカのことわざを紹介していました。
社内ネットワークは当然ですし、結局、社内ネットワークも知れていると思うんですよね。なので、社外も含めたネットワークをどう広げていくのかってことが重要なんじゃないかなと思っています。

経営者を支援するって、そこで働く現場の人たちにも動いていただかないと、実行支援の成果って出ないんです。
会議での意思決定であったり、データを揃えることで人が動く、ということではありません。
僕らは「実行支援をして成果を出す」ということを大切にしています。現場の方々にやる気を持ってもらったり、理解していただいて、お客様が一歩進んで、「これでいいじゃん!やれそうじゃん!」と思っていただくことが重要です。
それも「周囲を巻き込んでいく」に繋がっているんじゃないかなと、僕は思います。

 

 

4.「自ら周囲を巻込んでいくことを厭わない人」という特徴は、他の特徴とは異なり自分以外の要素が関わってきます。他の特徴はクリアできていても、当該特徴は苦手な人も多いように思います。周りに迷惑をかけたくないと思っている中で、どのようにして人を頼ったり巻き込んだりすればよいのでしょうか。

僕って社内の中でも、社外のネットワークが多い方なんですよ。周りからよく言われるんです。笑
僕ね、あんまり深く考えてないんですよ。

コロナもあって、誰も予想していなかった時代に入ってきていると思うんです。
新しいことを始めるときや、周囲を巻き込んでいくときに、段取り良く考える時間があったら、とりあえず動いてみる、とりあえずやってみる。そして、やってみたことの中で、どういう意味付けをするかっていう風に考えた方が良くて。
その前提にあるのが、「コンサルタントとしてお客様の成果を出す」とか「社会にとって役に立つのか」つまり自分なりのビジョンですよね、それを描いた上で、とりあえずやってみる。
意味があったのか、どうか、とかは意味付けだと思うので、意味がなかったり、この人合わないなってなったら…
別に、無理して付き合う必要もないかなって。笑

僕のある師匠に「最初に相手に自分のビジョンをぶつけろ」って言われました。
相手にぶつけたら、本物の人、僕にとってつながる人は、話を聞くと思うんです。
そこで、馬鹿にしてくるような人と付き合う時間はもったいない。どれだけ自分の言葉が拙かったとしても拾い上げてくれる人はいる。
そういう人と付き合えって、言われたんですよ。
深く考えすぎるとできないと思うんですけど、まあ、嫌われてもいいじゃんってね。笑
これはあくまで【社外のネットワークを広げる】という観点です。

ただ、【コンサルタントとしてお客様先に行って周りを巻き込む】となると、さっきのではみんな構えるので。笑
相手がどうしたいのか、ということをきちんと聞くようにはしてます。

あるワークショップの話なんですけど。
「どういう町であったらいいのか」というワークショップがあったんです。その町は人口2~3千人で、その町にはそのA法人しかないんです。
A法人の係長。そうですね、A法人の中ではナンバー2みたいな人です。
その人が「A法人がなくなったらいいのに」って言ったんです。普通、何言ってるねんってなるんですけど、そこには裏の想いがあって。
A法人って施設なんですよね。本当の意味で楽しく暮らそうと思ったときに、「A法人の施設に入らなくても、在宅で暮らせられる町になれれば、うちの法人がなくってもいいよね。そういうほうが、本当の理想の町なんじゃないか。」
そこで出た言葉が「A法人がなくなったらいいのに」だったっていう。そう言っちゃう方もいるんです。
そういう時に、言葉の意味を確認して、伝える。思っていることは皆『理想の町にしたい』であって、同じ想いなんだよ、ということを共有します。
でも現実はなかなか難しい(A法人がなく在宅だけで暮らせる町)ので、「そういう言葉になって出てきたんですよね」って。

言葉や行動の裏側の意味をきちんとくみ取って、言語化して、関わるようにしています。

5.就活中の皆さんにメッセージをお願いします!

自分がどうしたいのか?自分の人生これからどうしていきたいの?の中に、仕事があると思います。
自分の人生の大部分の時間を使う仕事ということの、ファーストキャリアをどう選ぶのかは、じっくり考えてほしいですね。
それを考えるうえで、分からないことがあれば、日本経営の社員に気軽に相談してください。
あなたの人生の中に、仕事として、医療や介護の領域でやりたいことがあるのであれば、5~10年後の未来を一緒に創っていけたらいいなと思います!

 

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